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2020京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ) データ分析

2020京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ) 中山競馬場 1600メートル(芝・外)ハンデ 3歳以上オープン

京成杯オータムハンデキャップは、1956年に3歳以上のハンデキャップ競走「オータムハンデキャップ」として創設された。その後、1959年に「京王杯オータムハンデキャップ」に変更、さらに1998年に現在の「京成杯オータムハンデキャップ」に改称された。
2012年より、従来のサマーシリーズに「サマーマイルシリーズ」が新たに加えられ、「京成杯オータムハンデキャップ」はその最終戦(第4戦)に指定されている。
秋競馬の開幕を告げる高速マイル決戦
秋の中山開催の開幕週に行われるマイルのハンデ重賞。夏に生え整った芝が速い時計を引き出すことが多く、昨年は優勝したトロワゼトワルが1分30秒3の日本レコードを樹立。

創設当初は東京競馬場・芝1600メートルで行われていたが、1963年に1800メートルに延長された。その後、幾度かの開催場・距離の変更を経て1980年から中山競馬場での開催が定着し、1984年から現行の芝1600メートルで行われている。

中山・芝1600メートル(外回り)
1コーナー奥からスタートして、外回りの2コーナーに向かっていくレイアウト。2コーナーまでの距離が短いので、先行争いが激しくなるケースも多い。外回りコースに入ってからは、4コーナーまで終始下りとなり、ペースが落ちづらい。直線は310メートルで、直線の半ばには急勾配の上りがある。JRAの芝1600メートルのコースの中では、中京と共にコーナーが3回(新潟・東京・京都・阪神は2回)で、直線も短い独特のコース。路盤改修で従来より速い上がりが出るようになったとはいえ、コース形態上は上がりがかかりやすい構造と言える。外から一瞬の脚で差せる馬が好走しやすい。

前走1着馬が7勝と大活躍
過去10年の前走の着順別成績を見ると、前走で勝利していた馬が7勝と大活躍している。しかも、2019年の優勝馬トロワゼトワルはオープンクラスへの昇級初戦、2018年の優勝馬ミッキーグローリーも昇級初戦かつ重賞初挑戦と、オープンクラス入りしたばかりの馬が2年連続で優勝している。暑さが残る季節で休養中の実績馬が多く、なおかつ実績馬が重い斤量を背負うハンデ戦であるため、実績よりも勢いがモノをいう結果になることが多いようだ。

夏の上がり馬が勢いのままに激走
出走馬が前走にどのようなレースを走っていたかを集計してみると、最も優勝が多いのは前走が7月から8月の3勝クラスだった馬。勝率57.1%は驚異的な数字ではないだろうか。逆に同時期のオープン特別を使2が出ている。軽ハンデ馬だけでなく、重いハンデとなった馬も好走する確率が高いようだ。

2010年以降の中山開催では5枠の馬が5勝
新潟開催だった2014年を除く、中山競馬場で行われた過去9回の枠番別データには顕著な傾向が出ている。スタートしてすぐにコーナーがあり、なおかつ全体的に馬場状態が良好な開幕週ということもあって、距離ロスの生じやすい外枠(7枠、8枠)の勝利はゼロ。内枠も後手を踏むと揉まれる展開になりやすく、勝ち切るのが難しいようだ。優勝回数が多いのは5枠で9回中5回で優勝、それに次ぐのが6枠の2勝となっている。勝ち馬を絞るときには枠番別の成績も参考にしたい。